建玉の決済方式には、同じ商品の買いと売りの建玉を保持できる両建てモードと、同じ商品を売買すると買いと売りが即時に相殺決済されるFIFOモードがあります(古い建玉から順に決済されます)。取引ツールのデフォルトは両建てモードですが、取引チケットで指定(両建「オフ」に変更)することにより、FIFOモードでも取引できます。
1.両建てモードの場合部分決済を行うことはできません。ただし、両建モードを「オフ」(FIFOモード)に変更して、新規で反対のFIFOモード売買を行えば、新規売買の数量分部分決済することができます。両建てモードの建玉をFIFOモードに変更する方法はこちらをご参照ください。
2.FIFOモードの場合は、FIFO建玉を決済するには、新規で反対売買を両建「オフ」で行います。この際に、FIFO建玉よりも少ない数量で反対売買を行うと、部分決済となります。※両建「オン」で反対売買を行っても相殺決済はできません。
上記のように買いを2回に分けて数量10ずつ、合計数量20を保有している状態で、新規で売り注文を数量5で入れます。
買い建玉と相殺され、数量5が決済された形となりました。※相殺による決済は建てられた時期が古い建玉が対象となります。