注文が複数回にわたり約定されるのはなぜですか?
発注した数量と指定価格で全数量を約定できる買い(または売り)注文が市場にない場合に条件を満たした数量分だけまずは約定するためです。 一回あたりの注文数量が多い場合や銘柄の流動性が低い場合程発生しやすくなります。
影響の例
52.60ドルで500株の買い注文を出したとします。 サイズが330の場合、すぐに52.60ドルの価格でサイズ制限内の330株は約定できますが、当日中に52.60ドルでの売買の相手がおらず、注文期間が1日を超える場合、残りの170株の注文は翌日以降に約定されるか、または約定されないこともあります。
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注文が部分約定した場合、そのたびに取引手数料を支払う必要がありますか?
部分約定されたものの、当日中にすべての約定が完了。
⇒1回分の取引手数料を支払います。
数日間にわたって部分約定された。
⇒約定した日ごとに取引手数料を支払います。
数日にわたる部分約定を避けるにはどうすればよいですか?
部分約定はほとんど発生しませんが、商品によっては注文が約定するまでに数日、場合によっては数週間または数か月かかることもあります。 部分約定を避けたい場合は、ビッド/アスク価格を確認すると役立ちます。
1. 当日中に注文内容を変更/取消しする
≪変更≫
指値注文をする場合、注文をその日のうちに約定させるために注文内容を「注文管理」から変更できます。 注文内容を変更された場合、購入時には株式に対する支払い金額が増加することがあり、売却時には受け取る金額が減少することがあります。
《取消し》
残りの注文が数日にわたり約定されるのを回避した場合は、「注文管理」から注文を取り消すこともでます。
2. 成行注文を選択する
成行注文とは、売買価格を指定せずに発注する方法です。
成行注文であっても、商品によっては注文が一度にすべて執行されないことがあるため、ビッド/アスク価格を確認することをお勧めします。
3. 注文有効期限を「当日中」にする
注文有効期限の「当日中」を選択し注文することで、異なる日の部分約定による複数の手数料が発生するのを避けることができます。 当日中に複数回にわたり部分約定されることもあります。