自動ロスカット(強制決済)は、取引口座の証拠金使用率が100%に達した時点で発動し、対象取引口座の建玉が強制決済されます。
<ロスカット条件>
個人口座:
証拠金使用率が 100%に達した時点で自動ロスカットが執行されます。
法人口座:
個人口座と同じく、証拠金使用率が 100%に達した時点で自動ロスカットが執行されます。
※法人口座においては特別ルールの適用項目もございます。詳しくは『注意喚起文書』ならびに『取引説明書』【4.自動ロスカット】をご参照ください。
なお、証拠金使用率が一定水準に到達した際にマージンコール(証拠金使用率通知サービス)が発動し、ご登録メールなどに証拠金使用率が通知されます。
<参考: マージンコール(証拠金使用率通知サービス)とは何ですか >
※外国証券口座などでは自動ロスカットや強制決済制度はございません。
<ロスカット参考事例>
※個人口座と法人口座とでは必要証拠金率の条件が異なります。以下は個人口座を例にしています。
※以下数値はあくまで作成時の数値/参考値となります。最新の実勢価格や必要証拠金率などはかならず取引ツールにてご確認ください。
純資産100万円のときにXAUUSD買 @1330 を50オンス保有しました。
どのくらい価格が下落するとロスカットされるでしょうか。
(USDJPY=100円の場合)
注文発注時は以下の状態となります。
(※必要証拠金の計算式はこちらより、証拠金余力と証拠金使用率の計算式はこちらよりご確認ください。)
必要証拠金= 1,330USD×50オンス×6%×100円=399,000円
証拠金余力= 1,000,000円- 399,000円=601,000円
証拠金使用率= 399,000円÷ 1,000,000円×100=39.9%
証拠金使用率100%(=証拠金余力0円)に達すると自動ロスカットが執行されます。
上記の例では、証拠金余力601,000円(6,010USD)が0円になると自動ロスカットが執行されるということとなります。
保有しているXAUUSDは50オンスのため、 6,010USD÷50オンス=120.2USDの値下がり、
つまりXAUUSDがおおよそ1,209.8USDまで値下がりすると自動ロスカットが執行されます。
※取引対象の価格変動によりお客様の建玉について評価損が発生するなどして、取引証拠金の使用率が弊社の定める一定の基準に達した場合は、弊社はお客様に事前に通知することなく、当社の任意の方法により未約定の注文すべてを失効し、お客様の建玉全部を成行注文によって自動的に反対売買します。これを自動ロスカットといいます。
自動ロスカットによって確定した損失についてもお客様が責任を負います。自動ロスカットの注文が執行されるタイミングや市場環境等によっては、お客様が差し入れている取引証拠金の額以上の損失が生じ、取引証拠金の残高が不足する可能性もあります。この場合でも、その決済で確定した損失についてはお客様が責任を負います。なお、自動ロスカットはサブ口座単位で行われます。