トレイリングストップ注文は「逆指値」注文の一種です。
市場価格の上下に合わせて逆指値価格も自動で修正され上下します。
例:買建て株に対して4ドルのトレイリングストップ注文をした場合
価格が直近高値から4ドル以上下落した場合に売りの逆指値注文が発動します。
下落幅が4ドル未満の場合は逆指値の売りは発動せず、建玉を保持したままになります。
【設定方法】
建玉管理画面から、トレイリングストップ注文を入れたい建玉を選択して
「逆指値」項目の「注文追加」をクリックします。
関連注文画面がポップアップします。> 決済逆指値設定の矢印をクリック
トレーリングストップは「決済逆指値」と「トレーリングの刻み」の2つの設定が必要になります。
決済逆指値: 建玉の決済注文を発動させる価格レベル
トレーリングの刻み: 対象建玉の市場価格が有利に動くにつれ、決済逆指値も設定するトレーリングの
刻み毎に変動します。
※買い建玉の場合は市場価格が上昇するにつれ決済逆指値価格も上昇します。
下記トレイリングの刻み設定をご参照ください。
例)単位を価格で選択しトレイリングストップを入れる場合
パーセント%で設定する場合:現在値から設定%離れた価格が設定されます。
(設定時の市場価格が100ドルの場合、1%の設定を行うと1ドル離れた99ドルで価格が設定されます)
選択したら右上の × で表示を閉じます
「決済逆指値設定」で決済注文発動の価格、「トレイリングの刻み」で価格変動の刻みを設定し発注。
(下の例では、価格がUSD164になった場合に売り注文が発動します)
トレイリングの刻み設定
どのくらいの間隔で市場価格に追随したいかを設定します。
例えば刻みを0.5ドルとすると、市場価格が0.5ドル上昇すると基準価格も0.5ドル上昇します。
一方市場価格の変動が0.3ドル(0.5ドル未満)だと基準価格は変わりません。
また、基準価格は一度建玉の利益が出る方向に動くと、その後逆に戻ることはありません。
つまり、買い建玉の場合、一度基準価格が市場価格に追随して上昇すると、そこから下がることはありません。
※トレイリングの刻みはデフォルトで0.05に設定されていますが、変更をすることが可能です。
刻みが0.5ドルの場合の基準価格の推移のイメージ
買い建玉に関して、商品の取引価格が10ドルで当初の基準価格も10ドルとする
取引価格が0.5ドル以上上昇しないと基準価格は上昇しません。
市場価格 | 10 | 10.2 | 10.3 | 10.7 | 10.9 | 11.0 |
基準価格 | 10 | 10 | 10 | 10.5 | 10.5 | 11.0 |
上の例では、市場価格が0.5以上上昇して10.7となって初めて基準価格が刻みの0.5分上昇して10.5となります。
売り建玉の場合は逆の動きをします。市場価格が下落すれば設定価格が設定の刻み毎下落します。
売り建玉に関して、商品の取引価格が10ドル、刻みを0.5ドルと設定した場合
市場価格 | 10 | 9.8 | 9.7 | 9.4 | 9.3 | 9.0 |
基準価格 | 10 | 10 | 10 | 9.5 | 9.5 | 9.0 |
(注意)上場銘柄商品あるいは上場銘柄に関連するCFDなどの商品の場合、通常その価格情報は20分ほど遅延しています。
トレイリングストップ注文を使用する際には、有料価格情報配信サービスに申し込んでリアルタイムの価格情報を取得することをお勧めします。
有料価格情報配信サービスのお申込みは以下の手順で可能です。
取引ツールの右上「三本線のメニュー」をクリックして、「有料価格情報配信サービス」を選択して手続きを行ってください。
※契約は、上場取引所毎となるのでご注意ください。リアルタイム価格が必要な商品の上場取引所を確認してからお申込みください。
各商品の上場取引所は取引条件で確認することができます。
ご参考:取引条件の確認方法
【SaxoTrader Go アプリ版でのトレイリングストップ設定方法】
取引アプリの「建玉管理」から対象の建玉の銘柄名をタップすると、下に銘柄詳細が表示されます。
銘柄詳細の右上のをタップし、現れたメニューから「利益確定・損切り(IFD/IFDーOCO)の関連注文」をさらにタップします。
すると、「利益確定・損切り(IFD/IFDーOCO)の関連注文」画面が表示されます。
参考:SaxoTraderGO操作説明書(トレードチケットからの発注方法編)
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