満期2時間前からの購入資金の拘束
オプション建玉の満期が近づき、インザマネー(ITM)またはインザマネーに近い場合、当社のシステムは原資産の取得コストの計算を開始し、満期まで2時間以内となった際には、権利行使に係る購入資金の合計金額の算出および拘束が開始されます。
※同じ日に満期を迎える複数のオプション建玉を保有している場合、それら全ての権利行使に係る購入資金が拘束されます。
システムが計算した取得コストは必要証拠金/維持証拠金として表示され、満期日が近づくにつれ大きく上昇します。 お客様の口座に十分な資金がない場合、同日に満期を迎えるオプション建玉を決済することが優先されますが、状況によっては他のオプション建玉も決済される場合があります。
満期時に対象オプション取引がインザマネー(ITM)の場合
口座に十分な資金がある
対象オプション取引がインザマネーであり、対象株を購入するのに十分な資金が口座にある場合、対象株が権利行使価格で引き渡されます。
口座に十分な資金がない
対象オプション取引がインザマネーであり、対象株を購入するのに十分な資金が口座にない場合、満期前に対象オプション建玉を決済されます。
同日に満期を迎えるすべてのオプション建玉の権利行使に係る購入資金の合計を下回る場合も決済されます。
権利行使に係る購入金額の確認方法
対象オプション建玉が満期日直前に証拠金に与える影響については、満期の4時間前から満期オプション決済モニターより確認できます。
画面右上のマーク(モバイルは右下) >「満期オプション決済モニター」
口座状況などにも満期の4時間前からが表示され、クリックすることで満期オプション決済モニターを確認できます。
口座管理の「各種設定/問合せ」からもご確認できます。
このモニターでは現在の証拠金使用率及びオプション満期時の権利行使に係る購入金額の概算値など、様々な情報がご覧いただけます。
- 権利行使に係る購入資金の合計金額(予測・最終): 同一満期日のポジションにおいて、インザマネーまたはインザマネーに近い状態のすべてのオプションに必要な、最終権利行使に係る購入資金の合計金額の概算です。満期の30分前からは、最終概算合計額が表示されます。
- 加重率:満期まで2時間以内となった際、加重率は増加し始め、満期まで30分以内となった際に100%となります。
- 現時点で維持証拠金に算入される金額: 満期まで2時間以内となった際には、権利行使に係る購入資金の合計金額の算出および拘束が開始されます。この項目では、「権利行使に係る購入資金の合計金額(予測・最終)」に「加重率」をかけた、現時点で拘束済みの金額が表示されます。