コーポレートアクションとは、株主に影響を与える企業イベントです。一般的な企業イベントには、配当金の支払い、株式分割、株式公開買い付け、企業の合併・買収などがあります。
・保有銘柄のコーポレートアクションはどこで確認できますか?
・自動(義務)コーポレートアクションと任意コーポレートアクション
・コーポレートアクションの詳細
・任意コーポレートアクションに関する選択の方法
・コーポレートアクションの種類例
保有銘柄のコーポレートアクションはどこで確認できますか?
取引ツール上の 口座管理 > 配当金再投資(DRIP設定)&コーポレートアクション からご確認いただけます。
コーポレートアクションイベントは「進行中」「完了済」の2つに振り分けられており、今後のイベントや過去のイベントもご確認いただけます。
コーポレートアクションが反映される口座は「口座」に表示されるアルファベットより確認できます。
自動(義務)コーポレートアクションと任意コーポレートアクション
コーポレートアクションには自動と任意の2タイプがあり、各コーポレートアクションがどちらにあたるかは「種別」から確認できます。
- 自動コーポレートアクションは自動で処理されるため、このイベントに関してお客様から何もする必要はありません。配当金の支払いなどが自動コーポレートアクションにあたります。
- 任意コーポレートアクションは、このイベントに関してお客様に複数の選択肢がございます。例えば新株発行の任意コーポレートアクションの場合、お客様は株主として、決められた特定の価格で株式を追加購入するかどうかを選択することができます。
- 任意コーポレートアクションに関するお客様の選択は「進行中」のイベントに対してのみ可能です。選択期間内にお客様で選択を完了されない場合、デフォルトの選択肢が自動的にあてがわれます。デフォルトの選択肢を含む与えられた選択肢の詳細は、コーポレートアクションの詳細からご確認いただけます。
コーポレートアクションの詳細
各イベントの詳細は、リストの右端にある i マークから確認できます。
任意コーポレートアクションに関する選択の方法
「進行中」コーポレートアクションの中から、該当のイベントの「選択」をクリックしてください。
「選択・指図を設定」画面がポップアップします。選択肢から選び、該当箇所で「数量」を入力して「選択確定」をクリックしてください。
コーポレートアクションの種類例
現金配当:配当は、企業が収益の一部を株主に分配するもので、キャッシュとして分配されるものが現金配当です。配当金が支払われる日を支払日といいます。たいていの現金配当は自動コーポレートアクションになります。
配当金再投資サービス (DRIP):支払われる配当金を株式の追加購入に充て、株式として配当を受け取る選択ができる場合があります(1株を購入するに足りない端数金額は現金配当となります)。このように配当金再投資の選択がある場合は、任意コーポレートアクションとなります。
新株予約権無償割当て (ライツイシュー):決められた価格で該当株式を購入する権利 (機会) が与えられます。権利行使できる期間が定められており、期限までに権利行使されない場合はデフォルトの選択肢が自動であてがわれます。
スピンオフ:企業が既存事業や部門を分離して新会社として独立させることをスピンオフといいます。元の企業の株主にスピンオフで独立した会社の株式が割り当てられます。
株式分割・株式併合:株式分割では既存の株式が複数の新しい株式に分割され、株式併合では既存の株式複数が統合されます。どちらの場合も企業に対する保有比率は変わりません。
上場廃止:ある銘柄が、上場していた証券取引所で取引することができなくなることを上場廃止といいます。企業の倒産、別の取引所に移動、合併で別会社となる場合などが要因となります。
関連リンク:配当再投資コーポレートイベントの選択・指図方法